着付師の海外生活、 ローマでのあれこれ

by kanasakana

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9月27日お着付け報告

こんにちは、ダニエラです。
またまた、出張着付けに行って参りました。
今回は、トスカーナ州Montepulcianoです。ワインがおいしい地域ですね。

今回は、結婚式の参列者の方の着付けでした。前回もローマ郊外の結婚式に参列されて、振袖をお召しになったリピーターのお客様です。ダニエラの着付けを気に入って下さってとてもうれしく思っております。

今回は振袖でなく、訪問着をお召しになるとのこと。
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橙色の落ち着いた色合いのお着物に白地の帯でした。ご本人がおっしゃるには、色合いが、暖色で全体的にやわらかく着慣れないお色なのだそうです。重ね襟、帯揚げはスカーフ等を使いご本人のお好きな色合いを加えることにしました。帯についても、お太鼓でなく華やかにするため変わり結びをご希望でした。

前回とは違う雰囲気の帯型をお勧めしようと思い、お太鼓型もお勧めしてみたのですが、動きがあって華やかさもある立矢が基本の帯型にすることにしました。ふようというお花をかたどった帯型です。
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左側が花の形、右上に花のつぼみが2つ、右下が葉をイメージしている帯型なんですが、左側は蝶にも見えますね。立矢といっても、斜めの昆布巻き(笑)を背負うような帯型ばかりではなく、こんな風に丸い形もあるんです。

ご本人にもとても喜んでいただき、私もうれしい1日となりました。
少し雨がちらついた1日でしたが、長い長い結婚式、快適にお過ごし頂けたら幸いです。
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by kanasakana | 2012-09-29 17:52 | きもの

9月16日お着付け報告

こんばんは、ダニエラです。
出張着付けの第2弾です。そして今回も偶然マルケ州です(笑)


今回は、花嫁様、お母様、そして花嫁様のおば様のお着付けをしてまいりました。
皆さん、暑さを考えられ夏のお着物を用意されてました。


さて、花嫁様は、やわらかい色使いのの涼しげな絽のお振袖。朱の小物が色のメリハリをつけています。
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花嫁様らしく、抱え帯、箱ぜこ、懐剣等のご用意もありました。こういったちょっとした小物の演出で、ぐっと花嫁様らしくなりますね。
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帯は、抱え帯があること、そしてお着物が古典調であったことから、立矢型の変わり結びです。立矢つぼみという帯型なのですが、今回さらに1枚羽を多くアレンジし、花嫁さんにふさわしく華やかにするため、少し大きめに結んでいます。背縫いにある刺繍紋がさりげなく着物の格を上げていますね。帯もやわらかい色合いなんですが、光が当たると予想以上にとても華やかになりました。
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お式と披露宴の着席のお食事が始まるまでの短い時間でしたが、快適にお過ごしいただけたようで何よりです。どうぞ、末永くお幸せに!!
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by kanasakana | 2012-09-16 22:34 | きもの

9月1日お着付け報告

こんばんは、出張着付けが増えてうれしいダニエラです。

さて、9月1日にマルケ州にお着付けに行って参りました。
ダニエラ、体さえ空いていれば出張もします。

今回の花嫁様は、お式にドレス、ケーキカット前にお色直しで振袖をお召しになりました。
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黒地に桜の花が全体に描かれたどちらかというと現代的なお着物です。
お着物を着付け前に拝見したときに、花嫁様のお母様とお話をする機会があったのですが、お母様は、お着物が黒なのでとちょっと心配されていらっしゃいました。
花嫁なのに地味ではないかと...いえいえ、そんなことありません。お着物は華やかなものです。
小物も、長じゅばんにも朱色が使われて、しかも帯は白地に金と銀が織り込まれていて、そのコントラストといいモダンないい感じでした。

帯は、モダンな装いにあわせて、珍しく文庫の変わり帯にしました。
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なぜ珍しくなのかといいますと、お着物の雰囲気、また帯の状態、移動の有無などの理由があって、文庫は結構条件がきびしく、イタリアに来てからはあまり結ぶことがないのです。ですので、久しぶりの文庫でした。


ヘアにつけられたお花(恐らくアジサイだろうと皆さんと話していましたが)も、個性的で、お着物にもとても合っておりすてきでした。
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そして何より花婿さんが、振袖姿の花嫁さんを見てメロメロだったのが印象的でした♪
どうぞ末永くお幸せに!
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by kanasakana | 2012-09-01 23:03 | きもの